夏が不安になる今日この頃いかお過ごしでしょうか。
不安になる要因は暑さだけではなく、ウッドショックに加えて半導体ショックが深刻になっていることです。
コロナ禍で、テレワークの拡大に応じて生じたパソコンや通信機器の生産急増、自動車・ゲーム機の需要増などの影響で半導体不足が深刻化しております。
あの人気ゲーム機が定価以上で販売されているのもこのためです…
2020年の末頃からこの兆候は現れてはいたのですが、ここにきて状況は悪化しております。
半導体が不足すると何が困るのか・・・需要はあるのに生産が滞り、値上げが待ち受けているのです。
某家電メーカーでは、冷蔵庫や電子レンジ・洗濯機・テレビなどに使用する半導体の確保が困難になり、生産の停滞と値上げが起きております。
実際、テレビの価格は1年前より約30%上がっております。
その影響はもちろん、エアコン、給湯器、ユニットバス、ウォシュレット、コンロなどの住設機器にも及んでおり、今後どこまでの影響が出てくるのか…
木材不足のウッドショックに加えて頭が痛い日々です。
この半導体不足は、しばらくは収まる見込みがなく、少なくとも今年中には解消されないだろうといわれております。
つまり、ウッドショックで木材価格が上昇していることに加え、家電も値上げが続けば、住宅の価格にお~きな影響がでてまいります。
仕入れ価格が30%増しになるということは、もちろん提供できる販売(見積もり)価格も相応の値上げをせざるを得なくなります。
新築はもちろん、大掛かりなリフォームやリノベーションをお考えの方は、今は計画を練って、来年以降に見積もりをとって着工されるのが無難かもしれません。
ひとまず相談だけしておいて、着工保留という方法もありますね。
状況を見極めて、堅実な住まい計画をされることをおススメいたします。