2021年の唐津くんち(曳山巡行)は、コロナ禍の影響で、11月3日(御旅所神幸祭)のみの開催となりそうです。
2020年は、曳山巡行が200年の歴史の中で初めての中止となりました。
今年は、ワクチンの接種やPCR検査などの条件を設けて、感染リスクの低い方に限っての参加となり、人数制限も行われます。
当日にも検温や消毒を行い、マスクの着用はもちろんのこと、飲酒の禁止や食事の制限などを厳しく設け、時間や内容を短縮して、その中でも蜜を避けて巡行ができるように、国の指針を基にした様々な感染対策が行われる予定です。
様々な立場の方々が色々なご意見・ご感情をお持ちの中で、話し合いを重ねる上で「コロナ禍での安全性の高い唐津くんちの開催」が実現しそうです。
ただ、1人1人が取り決めを順守して、節度をもって行動をしなければせっかくの計画も効力が薄れてくるかと思いますので、参加者・関係者の方々の気持ちが最後は大事になってくるのかと思います。
刀町では、受付や囃子の練習を行う際など、毎回、参加者1人1人の検温を行い、消毒等も徹底して行っております。
1人1人の距離を確保し、飛沫感染防止シートを設け、入室人数制限も行って書類配布を行いました。
今までであれば、下の写真のように密な環境で行っておりましたので、今年との違いは一目瞭然です。
囃子の練習も、以前はこのようにブルーシートを敷いたうえで密集して笛の練習をしておりましたが、
本年は、
距離を置いて設置した椅子に座り、
飛沫防止シールドをそれぞれが装着して
太鼓や鐘のバチも毎回消毒を行うなど、様々な感染予防策を実施しております。
曳子受付の際も、例年ならば3時間程度で行っていたものを、今年は2日間に分けて、計12時間の受付時間を設け、集団での説明は行わずに蜜を防ぐ計画を行っております。
本年は、観覧の自粛願いが出ており、無観客で開催される予定です。
本年は、御旅所での曳き込みは行いません。
臨時駐車場やシャトルバスの運行も無く、例年のように沿道に露店が並ぶこともありません。
巡行ルートも例年とは異なり、1人1人の距離をとって声出しも制限し、休憩中も蜜を防いで感染リスクを極力減らす工夫がされております。
地域の新型コロナウイルス感染状況などによって中止となる可能性も残されてはおりますが、2年ぶりの曳山巡行が安全に行われることを願っております。