政府は、冬の膨らむ電力需要から至る電力不足に対応するために、2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金)までの期間で全国的に節電を要請しております。
冬に節電要請を行うのは7年ぶりで、寒波の到来などに備えた対策です。
それに伴い、節電プログラムに参加した家庭や企業に対して電気料金の割引やポイントを付与するなどの支援策を打ち出しております。
九電こと九州電力も、節電プログラムへの参加で2.000円分のPAYPAYポイント(ピーク時節電コース)や電気料金割引(月間節電コース)等の特典を設けております。
更に、条件(ピーク時使用電力の削減や前年同月よりも3%以上の節電など)を達成すれば追加でPAYPAYポイントや割引の特典が準備してあります。
家庭で参加登録をするだけで2.000円相当のメリットが得られ、追加特典や電気代自体の削減にもつながりますので、やってみる価値は十分あるかと思います。
ただ、あくまでも「無理のない範囲」での節電が大切です。
ちなみに、参加の申し込み期限は2022年12月31日(土)迄ですのでご注意くださいませ。
詳しい参加条件や期間、特典の獲得方法などは、九電節電プログラムのページをご覧くださいませ。
効果的な節電の方法
主な節電の方法としましては、家庭では、重ね着などを行い、無理のない範囲で暖房設定温度を下げたり、不要な照明を消すなどが効果的な対策です。
企業は、使用する照明を可能な限り削減し、パソコン、プリンターなどのOA機器は長時間使用しない場合に電源を落とすなどの対策が求められております。
家庭での冬場の電力使用量の割合としては、
暖房 約33%
冷蔵庫 約15%
給湯器 約13%
照明 約9%
その他 約30%
といった内訳が目安で、九州では、エアコンの設定温度を2度下げれば3%近い節電効果が見込めます。
また、フィルターの清掃や室外機周りの環境整備で更に節電が可能となります。
サーキュレーターを併用して空気の循環をサポートすると、エアコン単独で使用するよりも節電効果があるといわれておりまので、こちらも有効な対策の1つです。
不要な照明を消すだけでも、約4%の節電に。
冷蔵庫の温度設定を強から中へ変えたり、食品の詰め込みすぎを減らしたり、開閉時間を減らすなどの工夫で2%程度の節電につながるといわれております。
「エアコン・照明・冷蔵庫」この3つのポイントを意識されると効果的な節電に取り組みやすいかと思います。
個人的なオススメとしましては、暖房負荷の軽減のために暖かいスリッパや靴下、ひざ掛けなども併用しながらの重ね着をすれば、エコで暖かい暮らしに近付くかと思います。