今回は、エネルギーとしても、健康のサポート役としても様々な可能性を秘めている「水素」について書いていきます。
世界各国で、日本でも政府をあげて水素社会の実現に取り組みが進んでおります。
近年は、地球温暖化の要因と言われている「二酸化炭素」の量を減らす「低炭素化」に注目が集まっており、クリーンエネルギー促進に向けて、車や電車、飛行機や住宅、発電所、工場でも「水素エネルギー」の利用が拡大してます。
水素は、酸素と反応することで電気と水を発生させます。
そして、エネルギー消費時に二酸化炭素を排出しないので、環境負荷を軽減できます。
また、身近で枯渇する心配がなく、効率よく発電等ができるというような魅力があります。
未来を担う大きなキーワードになってきそうで、水素を活用した社会創り計画が各所で進んでいる現状です。
住宅業界も例外ではなく、世界各国で太陽光発電などの再生可能エネルギーの余剰電力を水素に変えて蓄え、必要な時に水素を取り出して発電できる建物付帯型水素エネルギー利用システム等を利用した「水素エネルギーハウス」等が注目されております。
日本国内での認知が広まってきた「エネファーム」は、都市ガスなどから水素を作って燃料電池で発電し、発電で余った熱を給湯に使うアイテムです。
また、水素水や水素風呂なども登場し、身体に摂取する事で得られる健康面でのメリットにも注目されております。
体内では、取り入れた酸素等からエネルギーを作る時や、ストレスを受けた時などに「多く病気の根源」ともいわれている「悪玉活性酸素」が発生しており、それが老化の一因でもあり、その量が多いと健康を害するリスクが上がるという認識が広がっております。
水素は、この悪玉活性酸素を選択的に除去してくれる掃除役(スカベンジャー)でもあるようです。
「抗酸化」という言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?
身体の酸化を抑制するという意味で、主にさきほど触れた「活性酸素」を抑制する事を指します。
ビタミンCやE、ポリフェノール、カロテノイド呼ばれる栄養素達にも、活性酸素を抑制する抗酸化作用があるのですが、体にとって良い役割も果たす善玉活性酸素まで抑制するといわれております。
善玉活性酸素まで抑制しすぎると、身体にマイナスの影響も色々と出てきます…
水素は、悪玉活性酸素のみと選択的に結びついて、安全な水として排出させる効果が数々の論文等でも認められており、その効果を活用するために、水素水や水素風呂、水素吸入機なども登場し、先進医療にも認定されるほど医療分野でも注目を集めております。
身体の酸化を抑制するので、アンチエイジング効果も期待大です。
最近では、気軽に水素吸入ができる水素サロンやバーも増えており、より身近な存在となってきております。
水素風呂はなんで効果があるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、身体には経皮吸収といって皮膚から体内に吸収する方法もあるんです。
なので、皮膚から水素を吸収&発生した水素を口や鼻から吸引するWの効果が期待できます。
一時期、水素水は効果がないというような説も流れましたが、詳しくは、「問題になった某水素水は、水素濃度が薄すぎるので効果がないのでは?」という話しで、水素自体に効果が無いというわけではなさそうです。
むしろ、超有能なヒーローとなり得る存在です。
お手軽に摂取できる水素サプリも登場しておりますので、気になられる方は一度お試しになられてはいかがでしょうか。
このように、暮らしの様々な分野での活躍が広がる「水素」のチカラに着目しておかれて損はないかと思います。