家庭の省エネを強力に推進するために、住宅の断熱性能の向上や高効率給湯器導入などの住宅省エネ化を支援する新事業「こどもエコ住まい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」この3つの事業の総称が「住宅省エネ2023キャンペーン」です。
ZEH住宅の取得や、住宅の省エネリフォームへの支援強化が対象で、このキャンペーン(3つの事業合計)に2.800億円もの予算が組まれております。
また、今回はワンストップ申請が可能で、より利用しやすい補助金制度になっております。
省エネ改修(リフォーム)の対象は、高断熱窓の設置・高効率給湯器の設置・開口部の省エネ改修工事が主な項目で、それに加えて行う住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、換気機能付きエアコン・空気清浄機能設置工事なども追加工事として対象となっております。
*1 住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等(経済産業省・環境省)による」支援
*2 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)による支援
*3 補正予算案閣議決定日(令和4年11月8日)以降に契約を締結し、事業者登録後に着工したものに限る。
*4 こどもエコ住まい支援事業(国土交通省)による支援。補正予算案閣議決定日(令和4年11月8日)以降にリフォーム工事に着手したものに限る。
2022年までのこれらの補助金は併用が不可でしたが、2023年からは併用が可能になり、合計で最大で245万円という補助額になります。
さらに、「こどもエコすまい支援事業」は、18歳未満の子どもがいる世帯or夫婦のいずれかが39歳未満の若者世帯が既存住宅を購入してリフォームをした場合、補助金の上限が60万円まで引き上がるので、合計すると最大260万円の補助金が利用できることになります。
ただ、補助対象の重複は不可で、例えば、先進的窓リノベ事業で高断熱窓の申請を行ったら、こどもエコ住まい支援事業で同じ窓の申請はできない決まりとなっております。
また、こういった補助制度は予算額に達し次第終了となりますので、乗り遅れないようご注意くださいませ。
以前に、当ホームページでもご紹介しておりました「先進的窓リノベ事業」は、半額程度が補助金で賄える大変お得な補助制度となっておりますので、この機会を有効活用していただければと思います。
住宅を省エネ化できるということは、今後生活していく中で発生する電気代等のランニングコストの削減にもつながりますので、その辺りのメリットも考慮されてご検討いただければと思います。