梅雨か夏か判らずセミも鳴き出す今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍で2度目の夏がやってきました。
1度目の夏は、どういう対策が有効なのか不明な部分が多くありましたが、1年経って様々なデータが集まり、効果的な対策が見えてまいりました。
そんな中で、今回は「夏の換気方法wihtコロナ」について書いていきます。
近年の夏は、エアコンが必需品といっても過言ではないほどの状況となっております。
エアコンを使用しながらの換気って違和感ありますよね…
カレーに砂糖入れる的な…
それはさておき、今までならエアコンをつけた際は窓や扉は閉めていたものです。
しかし、コロナの感染防止において「換気」は重要です。
特に、多くの人が利用する店舗やオフィスでは感染リスクが高くなってしまいます。
だからと言ってエアコンをつけずに換気だけでは暑さが大変…今度は熱中症の危険性が高まります。
でも、エアコンをかけているだけでは換気になりませんし、空気清浄機をつけていても不十分だそうです・・・
ということで、エアコンをかけながら換気という苦肉の策も検討する必要があります。
そうなったときに大切なのが、エアコンのつけ方と換気方法です。
機会換気によって十分な換気量が確保できていればいいですが、そうでない場合は自然換気が大切になってきます。
つまり、窓やドアを開けての換気です。
自然換気は、30分に1回程度窓を全開にすることが基本です。
できれば、対になる方向の2つの窓やドアを開けて空気の流れを作りましょう。
エアコンを付けたまま窓を開けるのには抵抗があるかと思いますが、換気時にエアコンを消して換気が終わって再稼働させるよりも、エアコンはつけっぱなしにしておいたほうが消費電力(≒電気代)は減らせる可能性が高いです。
エアコンは運転始動時に消費電力が大きいため、こまめな付け消しは逆効果になります。
ただ、屋外と室内の温度差が大きすぎると電力消費が増大するので、換気時はエアコンの温度を少し高めに設定するとよりエコになります。
また、開ける窓はエアコンから離れた場所のほうが更にエコです!
そして、扇風機・サーキュレーターや換気フードを併用することで、より快適でエコな環境になります。
できれば、必要換気量や換気回数を計算して在室人数の調整を行うのが理想ですが、そこまで手が回らなければせめて1時間に2回の換気を目標に行いましょう。
1時間に10分間の換気を1度行うよりも、1時間に5分の換気を2度行うほうが効果が高まります。
24時間換気設備がある場合は、「ON」にすることをお忘れなく!
スイッチが切れていてはせっかくの設備が台無しです。
また、屋内の暑さを軽減する=エアコンへの依存度を減らすために、内窓やシェード・ルーバー等の活用も検討されるといいかと思います。
色々と大変なコロナ禍ではありますが、安心と安全という大きな価値のために、できる対策は行って乗り越えたいものです。