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節電対策の効果・逆効果

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暑い日が続いておりますが、やはり今の日本に「節電」という課題は付きまとうようで、昨日、「節電で 未来を明るく 電気は暗く」という言葉を聞き、確かにそうだな…と感じました。

今の我慢が未来を明るく出来るなら、ある程度の我慢は致し方ないのかなと思う今日この頃です。

 

何にしてもそうですが、ピンチの後にチャンスが巡って来るのが世の中のようで、逆境の時にどう生きるかが、未来を大きく左右するのではないかと思います。

 

そんなこんなで、産業技術総合研究所が、夏季のエアコンを中心とした各種の節電対策が、室内温度などに与える影響・効果を調査した結果があります。

 

 「窓から差し込む日光を遮断」した場合、家庭では7〜8%、業務では3%の節電効果があり、「通風換気」については、気温が下がってくる16時以降に行った場合に効果があったようです。(これは、「節電」を主に考えた場合の結果です。)

エアコンの設定温度は、住宅が、平均24.5度・事務所が26度です。 それぞれを28度に引き上げると、家庭では6〜10%程度、業務では2%の節電効果がありました。

「打ち水」は、一時的な気温の下降を招きますが、水蒸気が拡散できないために、湿度の上昇の方が気温の下降よりも数値が高くなってしまい、最大電力需要はわずかに増大してしまう結果となりました。

 

これを簡単にまとめますと、「家庭」では「窓から差し込む日光を遮断」「通風換気」「エアコン設定温度の引き上げ」という3つの節電対策を、「業務」ではこれらに加えて機器・照明の節電も追加すれば、15%の節電が達成出来るという調査結果となっております。

 

前回、前々回のブログでご紹介したような「日射の遮断・軽減方法」や、「効果的な換気」、そしてエアコンの設定温度の引き上げが有効な節電・省エネのポイントかと思います。

 

エアコンに関しては、「風速・風量」を弱にするよりも「自動」にする方が節電になるようで、こまめにつけたり消したりするよりも、少し高めのの温度で運転し続けたほうが、電力消費も、不快感も少ないようです。

今のエアコンは、風量を自動にしておけば、室温をエアコンが感知し、設定温度を維持するための最小限の送風を行うものがほとんどのようで、「弱風」などに設定して断続的に送風させるよりも節電効果は基本的に高くなります。

 

科学.化学の力で豊かさに浸りすぎた日本に、現実が突きつけられている今、少しずつでも自然と共存する・電気に頼りすぎない暮らしに戻っていく事が、未来を明るくするチャンスではないでしょうか。

少しずつ・・・でもその少しが大きな結果に繋がる唯一の材料ではないかと思います。

 

唐津で新築、リフォーム、リノベーション承る工務店 クリエイトホーム

投稿者: Yasuhiro Murayama

唐津で新築やリフォーム・リノベーションの設計、施工などを承る工務店「クリエイトホーム株式会社」です。 「役に立つ情報をより多く・より楽しく」を心がけブログを書いております。

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