佐賀でも雪が降りまして、寒さも本格的になってきました。
少しでも暖かく、心地よく暮らすための方法・知識をいくつかご紹介したいと思います。
熱は、温かい方から冷たい方へ移動する性質が有り、冬にフローリング等の冷たい床を歩くと足元はもちろん体が寒さを感じるのはこのためです。
なので、この季節はその熱の移動を防ぐためにも、室内でスリッパやルームシューズを使用されることをオススメいたします。
足を包み込むようなスリッパやルームシューズは、保温性もありますので、特に冷え性の方にはオススメいたします。
家の中で特に寒い場所といえば窓際。
室内外の熱は、約50%が窓から出入りすると言われており、窓のそばは、特に外気温に左右されやすい場所です。
冬場は、「コールドドラフト」と呼ばれる現象(窓際の空気が冷やされ、下降気流が生じる)が起き、人体の局所的な冷却を引き起します。
これを防ぐ(軽減する)には、断熱性能の高い窓ガラス・サッシを用いることや、断熱フィルムの貼付けで、窓付近の気温を下げず、また下降気流の発生を抑えることができます。
また、ファンヒーターなどを、コールドドラフトが起きやすい窓の下に置くことも、室内を快適にする方法です。(この方法は建築士の教科書でも紹介されています。)
窓から降りてきた冷たい空気が、溜まることなく室内に暖気と一緒に循環するので、快適な室内環境に近付けることができます。
今年の冬は例年より寒くなるとの予報ですので、それぞれのご家庭や職場等でポイントを掴んだ対策を施し、少しでも快適に過ごしていただければと思います。