家は買ったが得か?借りたが得か?双方を比較して考えていきたいと思います。
まず、借りた場合を考えると、家賃6万円の家に40年住んだとしたら、6×12×40=2900万円程が単純計算でかかります。 もし30年だったとしても、2200万円ほどの費用になります。
次に建てた場合、土地代(ピンキリですが、平均的に考え、坪14万円の土地を50坪買ったとして)が700万円。 家が(これも坪数に応じた平均的な数字で)1300万円。 足し算して2000万円です。
これだけ見ると、「建てたが得!」となりますが、よく言われる事として、「固定資産税や維持費がかかるから費用としては借りても買ってもあまり変わらない。」という意見が通説となっています。
しかし、もう1つ通説を言いますと、「家賃は払っても何も残らない。土地や家は財産として残る。」
確かにその通りだと思います。
家の価値は年月がたてば下がっていきますが、土地の価値が残ります。
土地の価値は、購入時より上がることもありますので、うまく選べばかなりお得です。
家族構成や価値観にもよりますので、どっちが正解というのはありませんが、私は建てたほうが得なのではないかと考えます。
よく雑誌の住宅特集でも取り上げられるこのテーマですが、不動産マーケティング会社「アトラクターズ・ラボ」社長の沖有人氏は、著書のなかで「持家を購入した方が圧倒的に有利」と断言していらっしゃいます。
その理由のひとつが「日本の少子高齢化問題」が挙げられています。
国立社会保障・人口問題研究所によれば、2060年の男性の平均寿命は84歳、女性は90歳にまで伸びる予測が出ています。
例えば30歳から80歳まで借家で暮らしたとしたら、1ヶ月の家賃が6万円として、×12ヶ月×50年=3600万円!!
持家は一度建てれば、その後は自分のものです。
お金の問題だけではなく、持ち家には「自由」があります。
間取りや設備の変更も比較的容易に行えますし、隣や上下階の音や関係を気にする必用も減り、自分の家族だけの空間で暮らせます。
やはり私は持ち家に惹かれます。
土地を買って新築でなくとも、中古の家を買ってリフォームして住むのも、持家を手に入れるいい選択肢だと思います。
人生最大の買い物だからこそ、しっかりと検討したいものです。